
<建物の概要>
一橋大学兼松堂は、昭和2年(1927年)に株式会社兼松商店より創業者 兼松房次朗の13回忌の追慕記念事業として寄与されたもので、東京帝国大学工科大学教授 伊藤忠太の設計によるロマネスク様式の建物として、国立キャンパスのシンボルとなっています。
また、この建物は平成12年に国の登録有形文化財に指定されています。
正面外観


正面玄関ピロティのヴォールト天井、アーチベースに施されたグロテスク彫刻などは、忠太独特の世界を物語っています。
そのほか様式上の特色として、腰壁の日の出石張り軒蛇腹のロンバルディアバンド、アーチ型の単窓・連続窓などがあげられる。

左 :正面中央の車輪窓には校章の「マーキュリー」(ローマ神話の商業、学術などの
神メルクリウス[英語名マーキュリー]の杖を図案化したもの)がはめ込まれている。
左下:アーチ型の美しい連続窓と改修、修復されたテラコッタ
右下:復元されたスクラッチタイル


所 有 者:国立大学法人 一橋大学
改修設計 :株式会社 三菱地所設計
改修施工 :株式会社 竹中工務店
タイル施工:マルニシテグラ 株式会社
改修竣工 :平成16年3月
※平成17年 第15回BELKA賞
ベストリフォーム部門受賞
文章及び写真は
《タイルの本 2011/5月号》より抜粋しました